Policy

基本方針

2024-25年度 会長方針

会長

会長空門 満也

「信頼・尊敬・思いやり」
温かい心で優しい風を吹かせよう!

本年度RI会長ステファニー・アーチック氏は「ロータリーのマジック」(The Magic of Rotary)をテーマに掲げられ、多くの人びとを救うロータリーの力を認識してこれをさらに広げるよう呼びかけました。

私たちロータリークラブの会員は、プロジェクトを終えるたび、寄付するたび、新会員を迎えるたびに、我々はマジック(魔法)を生み出すとおっしゃられました。アーチック氏は、ロータリーの行動計画を推進し、継続と変化のバランスを取り、平和のために活動するよう会員に促しました。

本年度2660地区ビジョンは昨年に引き続き以下の様に掲げられております。

  • 持続可能な良い変化を生むために、多様性を重んじ、あらゆる側面で公平さを促進し、異なる考え方や価値観をもつ人々による貢献を大切にし、DEI「多様性・公平さ・インクルージョン」を実現します。
  • RIテーマを理解し、地域の特性にあった活動を通じて、それぞれが「魅力のある・元気ある・個性ある」クラブになる事を目指します。
  • ロータリーの原点である親睦と奉仕を根幹とし、世界および地域社会でよい変化を生み出します。
  • 世界の未来を担う青少年の活動を支援し、若きリーダーの育成に努めます。

現在世界では残念ながら、テロや紛争が絶えず、ロシアのウクライナ侵攻は2年を超え、イスラエルのガザ侵攻、シリア、イエメン、ミャンマーなどの内戦、アフガニスタンやクルド・トルコ紛争など出口が見えません。歴史的背景や内政事情、利害関係が複雑に絡み合っているためですが、その中で日々生命の危機にさらされている人々がいる現実に、心が痛むばかりです。
また環境問題をはじめ、貧困・飢餓、児童労働、難民問題、人種を始めとする各差別、食品ロスなど数限りない問題も抱えております。
私たちの日本におきましても、人口減少、巧妙に進化する詐欺や組織的な凶悪犯罪などの増加、本年1月1日に発生した能登半島地震のように数年ごとに来る大地震とその先に見える南海トラフ大地震への懸念、混沌とするこの昨今、少しでも気持ちが明るくなれる環境が必要だと思います。

ロータリーの使命は、職業人と地域社会のリーダーのネットワークを通じて、人びとに奉仕し、高潔さを奨励し、世界理解、親善、平和を推進することです。
私たちが奉仕活動を推進することによって、奉仕を受ける側だけではなく私たち奉仕する側も、幸せになれるものだと思います。なぜなら、われわれ人間は自分たちの行為が人のためになり、笑顔をもたらすことに幸せを、またその中でかけがえのない出会いがあることに喜びを感じることができるからです。

本年度、私は「信頼・尊敬・思いやり」温かい心で優しい風を吹かせよう!とスローガンを掲げさせていただきます。クラブが団結して推進することによってより良い奉仕活動につながるものだと考えます。そのために必要なものは、メンバー同士が信頼し、尊び、敬い、お互いを思いやる気持ちを持つことが必要不可欠だと思います。そしてその思いがクラブ全体に温かい空気を作り、その中での奉仕活動は優しさ溢れる、かかわった人々に幸せをもたらす魔法になると信じます。またその思いは、地域や地区、友好クラブや姉妹クラブなどにおいても同じだと思います。

1905年2月23日、世界初のロータリークラブ(シカゴ・ロータリークラブ)を設立したポール・ハリスの夢はさまざまな分野の職業人が集まって知恵を寄せ合い、生涯にわたる友情を培うことのできる場をつくることでした。私見ですが、恐らくは皆が信頼と尊敬で結びついていたのではないでしょうか。その中でいろんな出会い、学び、感動が生まれ、友情が育まれ、皆が幸せを感じる空気は、非常に温かく優しいものだったと想像します。

大東ロータリークラブが「信頼・尊敬・思いやり」をもって、奉仕と親睦活動を推進していくことによって、出会いがあり、学びがあり、笑いがあり、感動があり、先輩諸兄が育んでこられた持続可能な魅力あふれるクラブが更に継続し、より良い地域社会を育む一助になるものだと思います。そして持続可能な魅力あふれるクラブであり続けることは、会員拡大、退会防止にも繋がる力になることでしょう。

ロータリーの理念である「親睦・奉仕」を胸に宿し、四つのテストで物事を考え行動することを念頭に置き、DEI「多様性・公平さ・インクルージョン」の考えを大事にし、一年間真摯に会長職に向き合わせていただきたいと存じます。

浅学菲才(せんがくひさい)の身ではございますが、会員の皆様、理事役員の皆様のご指導ご鞭撻、深いご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。